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喫煙者の方がマナーを守って吸うため、そして非喫煙者の方の健康や快適な環境を守るため、お互いが喫煙スポットを把握し、心地よく共生できるようにという願いを込めてこのマップを作成しました。
国や区市、公的機関がしっかりと管理している「公共の指定喫煙所」を、全天球360°の写真を使ってわかりやすくご紹介していきたいと思います。
【参考画像:横浜ランドマーク】
民間の喫煙所ではなく、あくまで国や都、調布市、公的機関が管理している「指定喫煙所」にスポットを当てて見ていきましょう。
調布市内の指定喫煙所について
まず結論から申し上げますと、調布市には行政が管理している公共の指定喫煙所は「全くありません」。現在はそのすべてを民間に委ねている状態だそうです。
公共喫煙所が「ない」ことによる5つの弊害と問題点
今、多くの自治体で喫煙所の撤去が進んでいますが、単に「吸う場所をなくせば万事解決」というわけにはいかないのが難しいところです。指定喫煙所を作らない、あるいは一方的に排除してしまうことで、かえって以下のような深刻な弊害や問題点が生じやすくなっています。
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環境美化への影響とマナー低下のリスク
灰皿(吸える場所)をなくしてしまうと、植え込みや側溝、自動販売機の隙間などへのポイ捨てが逆に目立つようになってしまいます。また、消火設備のない死角での「隠れ喫煙」は、ボヤや火災のリスクを高める原因にもなりかねません。 -
非喫煙者への受動喫煙が「見えにくく」なる実害
パーテーションでしっかり区切られた喫煙所があれば煙はそこに留まります。しかし、路上や路地裏で散発的に吸われてしまうと、どこから煙が流れてくるか予測できず、非喫煙者の方が煙を避けるのが難しくなります。小さなお子様の目線の高さに火がくる歩行喫煙のリスクも心配されます。 -
地域経済や民間企業への負担(しわ寄せ)
公的な喫煙所がないために、善意で灰皿を設置してくれている一部のコンビニや商業施設に喫煙者の方が集中してしまいます。これにより、店舗側の清掃負担や近隣からの苦情対応が増加し、「行政の役割を民間企業が背負わされている」ような構図になってしまっています。 -
行政の対応と税金のバランスに対する疑問
たばこの価格には約6割もの巨額な「たばこ税」が含まれており、私たちはそれをきっちり納めています。それにもかかわらず、喫煙環境の整備を「ゼロ(完全な排除)」にしてしまうのは、納税者に対する受益と負担のバランスという観点から、少し疑問が残るところです。 -
禁止するだけで終わる「分煙対策の遅れ」
現在の優れた技術を使えば、高性能な空気清浄機や脱臭機能を備えたクローズドな分煙ブースを設置することが可能です。そうした先進的なアプローチを検討せず、ただ「場所をなくす」という極端な対応に終始してしまうのは、根本的な解決(快適な共生)への歩みを止めてしまっているようにも感じられます。
ただ排除するだけではなく、「いかに非喫煙者の方に迷惑をかけない、高性能な隔離スペースを作るか」という一歩進んだ分煙の形こそが、税金をお預かりしている行政側に求められているのではないでしょうか。こうした背景を踏まえた上で、現在の調布市の各エリアの状況を見てみましょう。
調布市内の指定喫煙所について
改めて結論となりますが、調布市には行政が管理している公共の指定喫煙所は「全くありません」。すべて民間に任せているそうです。
調布市内を通る京王電鉄の路線・駅一覧
⚠️ 以下の全駅周辺に「市管理の喫煙所」は存在しません
調布駅 / 飛田給駅 / 布田駅 / 国領駅 / つつじヶ丘駅 / 仙川駅 / 西調布駅 / 柴崎駅 / 京王多摩川駅
上記の駅を含め、東京都が直接管理している公共の喫煙所もありません。つまり駅周辺に限らず、調布市内全域において、都や市が管理・運営している公的な喫煙所は存在しないというのが現状です。
東京都・調布市の環境美化対策と税金への考察
東京都や調布市が管理している公的な喫煙所はありません。東京都は都道府県税を徴収していますが、環境美化や受動喫煙といった実務的な対策の多くは、各区や市町村に委ねられている状態だそうです。
「市町村税のウェイトが高く、都道府県税の割合は低いから仕方がない」という見方もあるかもしれません。ですが、たとえ割合は低くても、都全体で見れば非常に大きな額の税収になっているはずです。それを考えると、都が管理する公共の喫煙所が一つもないというのは、少し寂しい気がしてなりません。
ましてや、地方税(ここでは市町村税としてのたばこ税)を直接しっかりと徴収している調布市が、公共の喫煙所を全く用意していないというのは、納税者としては少し納得がいかない部分もありますよね……。
調布市のデータではありませんが、例えば相模原市では年間、地方税(市町村税としてのたばこ税)が約43億円も入っており、市民の暮らしに大きく役立っています。そして相模原市には、今も公共の指定喫煙所が残されています。それに対して調布市は……現状は「ゼロ」なのですね。一体、年間でどれほどのたばこ税収があるのでしょうか?
少し厳しい見方かもしれませんが、これはシンプルに考えても疑問が湧くポイントです。もし「調布市内では一切たばこによる税収が上がっていない」のであれば、喫煙所がないのも当然です。ですが、実際には市内でしっかりたばこが販売され、そこから多額の税収を得ているのにもかかわらず、公共の喫煙環境が全く整えられていないというのは、少し行政のバランスを欠いているように思えてしまいます。
「調布市では今後たばこを一切販売しません。したがって税収もゼロになるので、喫煙所はすべて撤去します」
もしそれくらい徹底した方針であるならば、喫煙所がないこともすんなり納得がいきますよね。
受動喫煙のクリーンな解決を目指すには、やはり「税金をしっかりと徴収している」という事実をベースに話し合わなければ、議論の本質がズレてしまいます。これほどの税収があるのですから、例えば高性能な空気清浄機を備えた密閉型の快適な喫煙所を設けるなど、お互いのためのアプローチはいくらでもできるはずです。調布市には、税金を受け取っている側として、ぜひ一歩踏み込んだ責任ある対策を期待したいところですね。
【参考】私たちの身の回りの税金の仕組み
(データ参考:大阪市「わくわくスタディ」より)
酒税
日本酒やビールなどのお酒にかかる税金です。税額はお酒の種類やアルコール度数によって細かく決められています。
【ビールの税額目安】 350mlあたり77円
たばこ税・たばこ特別税・道府県たばこ税・市町村たばこ税
たばこにかかる税金です。たばこ税・たばこ特別税は国に、道府県たばこ税・市町村たばこ税は地方(都道府県・市町村)に納められます。
【たばこ(20本入り430円の場合の税額内訳)】
国(たばこ税・特別税):122.44円 / 府たばこ税:17.20円 / 市たばこ税:105.24円(合計:約245円)
揮発油税・地方揮発油税
自動車のガソリンにかかる税金です。揮発油税は国に、地方揮発油税は地方に納められます。
【ガソリンの税額目安】 1リットルあたり53.8円